埋立処分事業の概要
埋立処分
埋立処分事業の概要
環境施設組合ごみ焼却工場から排出される焼却残滓は、各構成市のごみ処理量の割合に応じて埋立処分を行っている。大阪市分は、環境施設組合が運営管理する大阪市の最終処分場である北港処分地(夢洲1区)と、大阪湾広域臨海環境整備センターの最終処分場である大阪沖埋立処分場で埋立処分を行い、八尾市分、松原市分及び守口市分は、大阪沖埋立処分場で埋立処分を行っている。なお、ごみ焼却工場から処分場までの残滓運搬業務及び大阪沖埋立処分場の埋立業務は、委託により実施している。
1.北港処分地(夢洲1区)について
北港処分地(夢洲1区)は、大阪市独自の廃棄物最終処分場で、大阪市から埋立処分事業を承継した環境施設組合が、平成27年度から管理運営を行っている。
① 概要
位置 | 面積 | 埋立容量 | |
北港処分地(夢洲 1区) | 大阪市此花区夢洲東1丁目地先 | 73.1ha | 1,169万㎥ |
位置図 |
夢洲平面図 |
ブルドーザによる焼却残滓埋立作業 | 「提供:大阪港湾局」 |
② 公害防止対策
ア 汚水対策
廃棄物の埋立に伴って生じる汚水については、一次処理として廃水浄化設備(フロー
ティングエアレーター)による曝気処理を行い、二次処理として廃水処理設備(凝集
沈殿装置)による薬品処理を行って、排水基準を遵守している。
イ 発生ガス対策
埋立処分場で発生するメタンガス等は、ガス抜き施設を設置し、埋立地内にガスが滞
留しないよう処理している。
ウ 衛生害虫及び廃棄物の飛散防止対策
埋立処分場からハエ、ネズミ等の衛生害虫獣の繁殖防止及び、埋立地の外に廃棄物が
飛散しないよう、廃棄物上に山土で覆土を行っている。
③ 公害防止対策の状況
ア 汚水対策状況
フローティングエアレーター |
|
全景 |
廃水処理設備 |
イ 発生ガス対策状況
ガス誘導管(横引き管) | ガス抜き管(縦管) |
ウ 衛生害虫及び廃棄物飛散防止対策状況
ブルドーザによる覆土作業 |
2.大阪沖埋立処分場について
廃棄物を広域的に処理するために、港湾に広域処理場を建設、運営する事業主体の組織法
人として、「広域臨海環境整備センター法」に基づき大阪湾圏域の廃棄物を処分する「大阪
湾広域臨海環境整備センター」が昭和57年3月に設立された。構成4市も関係地方公共団体と
して出資しており、各市の埋立処分場枠を保有している。
大阪沖処分場は、同センター第4番目の処分場として、大阪市夢洲沖に建設された処分場
で、平成21年10月から受け入れを開始している。
環境施設組合は、処分場受入基地(大阪基地:西淀川区中島)まで焼却残滓を運搬し、大
阪湾広域臨海環境整備センターに埋立処分を委託している。
概 要
位 置 | 面 積 | 埋立容量 | |
大阪沖埋立処分場 | 大阪市此花区北港緑地地先 | 95ha | 1,400万㎥ |
大阪沖埋立処分場(令和5年11月21日撮影) |
「提供:大阪湾広域臨海環境整備センター」 |
お問合せ先
大阪広域環境施設組合 施設部施設管理課 TEL:06-6630-3353